超高濃度ビタミンC点滴療法
ビタミンCは免疫力を高め、
直接がんを殺す作用とがん予防の作用があります。
ビタミンCは自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮します。その際大量の過酸化水素(正常細胞には無害)を発生させます。正常な細胞は過酸化水素を中和するが癌細胞は中和できずに死んでしまう、という性質を利用した治療法です。
超高濃度ビタミンC点滴療法のポイント
超高濃度
超高濃度ビタミンC点滴療法は大量のビタミンCを一気に血液に投与する事で濃度を急上昇させるのがポイントで一般の薬局で販売されているビタミンCでは一定濃度まで至らないため、ほとんど抗がん作用は望めません。
ちなみにどれぐらい量を投与するかと言うと・・・
- 外科手術後のビタミンC点滴投与…1g
- 美容整形外科の美白点滴…5g
- 超高濃度ビタミンC療法…50g
無添加
添加物に使われている薬品を大量投与した場合、副作用を引き起こす可能性が高いので、抗がん作用目的での高濃度ビタミンC点滴療法の場合、防腐剤等を一切使っていない純粋なビタミンCを使用しなければまりません。ちなみに当院が行うビタミンCはアイルランドからの直輸入を利用しています。
点滴での投与
この治療法は血液中のビタミンC濃度を急激に上げることがポイントです。錠剤などでは急激に上げる事ができません。当院でビタミンC療法を行う場合、1週間に2~3回点滴を行います。(病状によって回数は異なります)
超高濃度ビタミンC療法の評価
2005年にアメリカ国立健康研究所、国立ガン研究所、国立食品医薬品局の科学者達は共同で「高濃度のビタミンCはガン細胞を殺す」という論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。続いて、2006年3月には高濃度ビタミンC点滴療法で長期生存を続けている3人のガン患者さんについてカナダ医師会雑誌に論文が発表されました。さらに2007年には「高濃度ビタミンC点滴療法がガン患者の痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの諸症状を改善し、QOL (生活の質)を改善する」と韓国医師会雑誌に論文が発表されています。そして、現在はアメリカやカナダの多くの医師らが高濃度ビタミンC点滴療法をガン患者に行うようになり、この治療を受ける患者の数は急増しています。
副作用
ビタミンCは正常な細胞を痛めない性質があるので副作用の心配はほとんどありません。
超高濃度ビタミンC点滴の費用
G6PD検査(初回のみ) | 6,900円(税込) |
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25g | |
50g | |
75g |
初回のみ「G6PD異常症スクリーニング検査」が必要です。
G6PD異常症スクリーニング検査とは、赤血球膜G6PD活性の測定をするものです。 G6PD異常症というのは、伴性劣性遺伝を示す家族性溶血性貧血で、アフリカ黒人を中心に世界で数億人いると推測されています。 日本では約30年前に厚労省が行なった調査で約200例のG6PD異常症の報告があり、その後の調査では0.1~0.5%との報告がなされています。 なお、検査は初回のみで、2回目以降は不要です。